忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

ふらっと本屋に寄ってみる

 『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』と『遺稿焼却問題』を買ってきた。

 文字を読むのは面倒なので、まずはじめに絵のほうを鑑賞している。と書きつつ、キャラ紹介のところを読んでしまった。

 雲の絵のところはとても参考になる。最近、クレヨンで雲を描いているのだけれど、あまりにもへたくそで、それでも楽しいから描いているけれど、ともかく、雲の絵を見て感動している。

 キャラ絵については原案も載っていて、おもしろい。

 ゆっくり寝る前にでも読もう?見ようのほうが正しいか。多分、実際、文字のほうはあまり読まない?読むかも?

 基本的にケチなので隅から隅まで読む。穴が開かない程度に。

 

 『遺稿焼却問題』はよくわからず買ってしまったけれど、「独在性」に関する議論ではないのだろうか。「私秘性」と「独在性」の混在が自分にあるので、そこは整理してみたいと思っていた。先日の記憶を失っても、それでも、なお自己同一性は失われないとぼくが思えるのは「私秘性」によっているけれど、まあ、いいや。

 ツイッター本であるようだ。なるほど、ぼくはツイッターをやっていないので、ちょうどいいのかもしれない。なにがどうちょうどいいのかは不明だが、「独在性」に関する議論は出てくるのだろうか。

 

 なんか昨日だったか、おとといだったかに見かけた歴史論争は勘違いだったみたいだな。単純な歴史不要論ではないそうだ。さて、それでも、ぼくは首肯しかねるが…おっしゃる主旨は正しいのだろうけど。

 理由は簡単。プーチンにお前のやっている歴史の勉強は下らない陰謀論にはまっているから止めろ!というお話であるなら、そういうお説教は歴史よりおもしろくないと効果がない。(そう考える人はためしにプーチンにそういうお手紙を出してみたら、どうだろう。どうやったら、届くのかは知らないが。)で、たいていの陰謀論歴史観批判は賢げなうっとうしい感じのやつが上から目線でお説教する感じになるので、実際はそうでなくとも、スルーされる。

 陰謀論的なものと限らず、歴史はおもしろいから。プーチンが最初にくぐった歴史の門は陰謀論的なものであったか、どうか?知らんけれど、そこはどうなのだ?平家物語もおもしろい。陰謀論的ではないものの、史実を丁寧になぞっているわけでもない。物語である以上はそうなる。

 なので、そういうお説教は平家物語よりもおもしろくないとなかなか伝わりづらい。

 あと、プーチンの影響の受けた学者として数名、名が挙がっていたが、シュペングラーとか日本でも人気あったんでないの?ぼくはこういうのは全然知らない。シュペングラーはトンデモなの?でも、誰かの本で、『西洋の没落』にやたらと言及しているものがあった気もするけど、だれだったか。

 まあ、なにを言いたいのかといえば、ヘンテコなお話に耳を傾けた結果、ヘンテコな歴史観をもつにいたったのか?、それとも、そこまでヘンテコなお話でもないのに、そのお話を聞いて、咀嚼し、思索を重ねていく中ででおかなしな方向に行ったのか?プーチンについての考察とか、あるんだろか?

 ぼくは後者に関心ある。というか、ぼくもそういう意味ではヘンテコかもしれん。そうでもないか。ぼくの場合は大きなことを考えているわけでもないので、実害がないだけで、読者の死みたいな妄執に半年前くらいに囚われた…しかし、実際、読者がいなくなるとだれが読むんだ?と自分にツッコミがはいったわけだが…それでも、今でも読者というよりは聞き手のいない言明はありうるとは思っている。脱線。ヘンテコな思索はだれにでも起きうる。

 プーチンは今回の侵攻は不可避であったといっている。不可避という結論にいたった理路に関心が向く。ぼくはそのひとつにオデッサの件があるとおもったけれど、この件自体がプーチンのつくった口実であるのか?

 口実であるとして、口実が口実である認識が彼にあるのか?

 まあ、でも、そもそも口実と断定できるのかもあやしいと思うけど。

 

 余計なことを書いてしまった。

 とりあえず、くだらん歴史のお勉強は止めろ!というお説教はよほどうまいことやらないと機能しないのでは。それに、ぼくはそうことをよほどうまくやろうとする人のほうが苦手だ。