これは小説映画アニメといったジャンルを問わず、もう社会批判の文脈で見ることはなくなった。社会に関心がなくなったというのも多少はあるけれど、そうした部分を除いてみても、面白いと思えるところがあるからだ。そんなわたしは幾原邦彦作品もそのように…

柄谷行人を熱心に読んでいたのは、私よりも年上の世代だと思う。私も多少ならず、漱石の読み方については影響を受けたように思うが、今でも頭にくることがある。たしか『倫理２１』だったと思うけれど、学生時代の友情は親を手段として使っているので成立す…

『樅ノ木は残った』をはじめに見たのはいくつくらいの時だったか。祖父は山本周五郎が好きだった。そのことを思い出したアニメだった。きっと日本人はアシェラッドのことが好きだ。彼の最期をみて、倫理的に感動してしまう。

原作は終わってしまったらしい。ネタバレも止せばいいのに検索してしまった。が、その結末はいかようなものであって、それを知ってしまったとしても、アニメ3期をとても楽しみしている。 以前この備忘録でもすこし漱石的主題に触れたわけでけれど、『やはり…

最近見たもので感想を残しておきたいもの。 『ユリ熊嵐』、『さらざんまい』、『輪るピングドラム』の3作品。 すでに書いたものでもう一度触れておきたいもの。『やはり俺の青春ラブコメ』、『やがて君になる』 自分にとってなぜその作品が気になるのか。考…