忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

まわりくどい言い方をやめると

 アニメ『おにまい!』は

 みはりがまひろに発情している。妹が兄(妹)のことが好きなのだと思うが…そんなことは許されないというお話にはしていないと思う。

 もうひとつは見た目の問題ということになるのか。見た目が変わっただけで、中身がそのままでも人生が楽しくなるみたいな。しかし、この見た目の点に関しては、ぼくは目が悪いのでだいたいの人間がっざっくりと同じ輪郭に見えるので、あまり、わからないというのはある。しかし、最近の世相でいうと、マスクをすることでお話がしやすくなったという人もいたりすのでは?などと。あと、細田監督は繰り返しこの種のテーマに取り組んでいるのでは?目に見える部分/目に見えない部分。もっとも、文脈は異なるが。秘密と禁忌?秘密を明かすことが禁忌。秘密というよりも正体のほうがいいか。とすると細田作品をこの文脈で例示するのは適切ではなかったかもだな。

 もう少しちゃんと記述すると、まひろが実は、男であったという秘密は作品を見ているものにハラハラさせる刺激的な要素とはいえるが、それは作品の核ではないという解釈。もし、まひろが男であったことが作品の核であるとするなら、それこそ、このアニメ作品のクライマックスは、みんなにその秘密を打ち明けることになったではなかろうか。細田作品っぽくなる。

 性別転換に付随して発生した秘密が作品の核でないとすると、あるいは、こうもいえるかもだ。性別転換とアイデンティティはあまり関係ないとも。すくなくとも、みはりはそう思っていそう。「お兄ちゃん改造計画」とは中身の改造を志向していない。

 

 ともかく、みはりのまひろへの愛情というか、確信というか、思いというか、そういうものにぼくは感動したのだと思うな、これだけははっきりしている。