忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

メモ

 日曜に気になっていた山田五郎さんのyoutubeをみる。

 宇多丸さんの映画批評もおもしろかったけれど、山田さんの動画もおもしろかった。映画以上に美術はなんにも知らないので勉強になった。といってもすべての動画を見れてはいない。そのメモ。

 

 スーラのお話とルソーのお話がおもしろかった。

 ジョルジュ・スーラ

 以前から気になっていた写真登場が絵画にもたらしもの。それと考えてよいのかは知らないが、スーラの点描法。人間の眼って不思議な働き方をするもんだと知った。人間の眼にはそのように見えてしまうということを利用した画法?興味を持ったきっかけ、知りたかったことからは離れていっているようにおもうが、美術の世界もおもしろうそう。絵を見て感動するというとき、どこで感動しているのかといえば、こころではなく、目ということかしら。でも、この話を知らなくても、感動しそうな気がする。いや、そうでもないか。この種の絵をたくさん見ると知覚そのものが変わっていくのかもだ。

 

 そういえば、アニメの描写で気になっていたこと。髪の毛先をグラデーションというか、色を変えるのはなんなのだろう。毛先は傷みやすいみたいな感じではないだろうし、よくわからん。でも、なんか、はじめは違和感があったのに、今は慣れたな。これは知覚の変化なのだろうか。

 あーそういえば、アニメの映像みたいな風景写真というのをネットで見かけたが、それこそ、写真がアニメのワンシーンに見えてしまうという事態こそ、知覚の変化なのか。たしかに、その写真は不思議だった。それとも、あの写真は加工されたものだったのだろうか。

 

 アンリ・ルソー

 ルソーという人がおもしろいということはよーくわかった。天然と天才の話はもっとおもしろかった。が、よくわからない。天然もわからないし、天才もわからない。天然は人に愛されるのか?こういう話を聞くと小林秀雄の描いた本居宣長を思い出す。宣長さんは天然に見えるのだ。

 

 あと気になったのは、現代アートと美術史の話。ぼくはまったく知らない分野の話なので、誤解しているのかもだけれど、現在の日本のアートを美術史の中で位置づけるのは困難ということなのだろうか。系譜がたどれないということなのか、どうか。これに近い話を小説についてかつて老先生がいっていた。ぼくはそっちの話も不案内のため、そういうことなのか、とうなずいているだけだった。

 

 セザンヌの回を見てみようと思う。