忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

こういうのはなんていうんでしょうね・・・

 なにかに勝ち負けをくっつけて考える習性みたいなのはなんだろう。そんなことばは世の中には溢れているわけだ。だれかの特定のことばに過剰に反応しているわけではなく、そう考えてしまうひとの理路といってよいのか、わからないけれど、それが気なる。そもそも「勝負の世界」ということばも、それってどういう世界なのか。非情なところを強調していっていいるのか、なんなのか。

 小学生の時、運動会でたまたま欠席者が多かったので、何度も走ったことがあった。何度もといっても3回程度だろうけど。それは担任の先生の指示だったのだが、当時も今もその意図はわからないけれど、3等くらいはとってあげさせたいという優しい気持ちがあったのかなと思う。当の本人はそういうものに興味がなく、申し訳ないことをしたなと。懲りずに運動部に入ったりする軽率さはその後も失われなかった・・・このことを思った時、戦中だったら勝ちたいとか考えたのだろうかとか思ったのだけど、起きてみないとわからんような気がする。起きてほしいと思わないが、確かめようがないものは仕方がないし、確かめても仕方がないのかもしれない。

 ところで、負け続ける怪獣ってなんなのだろう。特撮もの、勧善懲悪時代劇、ロボットものといったわかりやすいやられ役がでるものをそこそこ見ていたはずなのに考えたこともなかった。もっともそこまでこういうジャンルが好きなわけではなかったけれど。家人が見るので一緒にという程度はあった。「怪獣に感情移入したからおもしろくなくなった」みたいな話をわたしが好きな(おもしろいと思っているという意味ではない)映画監督がいっていたのを思い出した。が自分が感じたこととも少し違う話ではある。