忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

こういうのはなんていうんでしょうね

 『やがて君になる』(アニメ)は面白かった。アニメでは劇中劇をやらなかったので、やはりそれはみてみたかった。

 侑の「矛盾しててもいいんじゃないですか」ってセリフがいいなと思える今日この頃。昔はどうだったのか知らないし、「朝まで生テレビ」を面白いとはそこまで思わないのだけれど、ひとの話の矛盾をついてのをみると、この番組に限らず、どうしてそこまで整合性?のようなものに囚われるのだろうという気がする。いろいろと整合性の取れた発言をしていれえば、そのひとは賢く見えるだろうし、そもそもかなり考え末にでてきたことばゆえに整合性がとれているのだすれば、その自分には見えない背景について尊敬する。ただ結局はその矛盾がその当人にとってどれほどのものであるのか次第なのだろうけれど。燈子の場合は深刻なのだろう。でもこれは青年期ゆえのものともいえないだろうし、だらだらと一生ひきずっていけばいいのだろうかとか考えたり、考えなかったり。

 でそんな矛盾について「いいんじゃないですか」っていうのはいいよねと思う。とくに正誤の矛盾なら、場合によっては正せば済む話かもしれないが(そんなに単純でもないかもしれない)、価値観というか倫理がからむ矛盾とかひとりの人間がかかえこめるような問題ではないと思ってしまえばいいのではないか。燈子は侑とそういうものが共有できてよかったねで終わる話なのか、どうか。

 ひとを丁寧に描く作品は面白いという再認識だった。『91days』(アニメ)も面白かった。また見たいといつつ、けっこう時間がたってしまった。