忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

ちょっとよくわからない

 『虚構推理』

 タイトル通りで、推理モノでは「ない」のでは?むしろ、そこへの批評性を検討する方がおもしろくなるのでは?という気がする。

 だれかをディスることになるのかもだけど、おそらく、考察系と称し、予測を主軸に置いたような批評なり、感想なりをしている人たちに『虚構推理』という作品は対置できると思う。推理モノであったら、まさに、その予想とは推理に該当する。たぶん、自分で考察して、その推理を正確に予想するのが楽しいのだろうけれど、それはいったい何をしているのか?という問い。

 ぼくも、アニメだけじゃなくて、何らかの作品を鑑賞しているとき、その作品の先を予想するというのは実は常にやっていると思うだけど、その予想をするということが実際、なにをしていることになるのか?というのはけっこう難しい問題と思っている。

 なんだろう。

 例えば、先の予測がずばり的中してもなんの爽快感もない。大きく外してもやっちまった感もない。

 『虚構推理』の感想で、推理部分が未消化で、爽快感がないという感想を見かけたけど、実は、それがこの作品で試していることのひとつではないの?と感じるけど…なので、こういう感想を持つ人は実は、正確に作品を解釈しているとも言えるのでは…で、爽快感がないというところで止まらずに、その爽快感のなさというものを突き詰めて考えてほしい、で、どこかに感想を残してください、みたいな。ぼくは自分でそれをするのはめんどいので他力本願。

 

 しかし、雪女のお話はおもしろいと聞いていたので、楽しみにしていたけど、いまひとつ、わからない。女難というのはそうだとおもうけど。

 

 とりあえず、いえることは『虚構推理』のおもしろさは種明かしされて、すっきりみたいな作品ではないところにあると思う。

 

 昨日の続き、『転天』の魔法について補足。金や権力に焦点化した作品はほかにもあるので、そこに魔法が絡まるとどんなお話になるのか?という関心。ただ、10話で魔法の才に恵まれた令嬢の行く末が暗示された。やっぱ、とてもいいところで終わってしまうのか。1期。もしくは、この作品もすでに2期が確定しているのか?

 

 『おにまい!』はおもしろい。まひろは神社でなにを祈願したのだろう。男に戻ることと考える人もいるだろう。でも、それはないんじゃね?とぼくは思っている。今の生活をまひろは明らかに楽しんでいるよね。オタク生活への復帰を望んいるようには見えない。なんつーか。この作品はけっこうややこしい問題を扱っていると思う。性別変換云々のお話だからややこしい、と言いたいわけではない。見た目が変わって、違う生活を知って、それを気に入りつつある。最重要人物はみはりと思う。自分で兄を女性にしたのに、なぜかお兄ちゃん、と呼んでいる。不思議だ。さらに不思議なのは妹のように見ているようでもある。寅さんと櫻みたいなものとも違うような。手が焼ける兄的な?よくわからん。