忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

平成について思うこと

 自分の幼年期から青春期は平成という時代にあたっていたわけだけど、前にも書いたかもしれないが、これといってなにかこの時代に特別な思いは感じない。首都圏で起きたテロ、また、地震と体験はしたはずなのだけど、なんといえばよいのか。なにか自分に大きな変化があったわけでもなく、かといってどんな影響もうなかったということもなく。

 テロについて覚えていることは、その事件が起きる前の彼らを私はそんなに危険な集団だとは認識していなかったということだ。代々木駅で変な踊りをしている集団というくらいの認識。その後、神秘体験がどうのといったような話を聞いたが、どうにも理解できない。自分ならそういうものを目の当たりにしても、たいして心が動くこともなく、入信しないだろうと思った。別に、優秀な社会学者の言うような理屈とはそれは関係ない。彼は、神秘体験のからくりを知っているので、彼自身はひっかからないという話だったように思うが、私はからくりなど知らなくとも、神秘体験からなにかを感じることはないという予感があるだけだ。きっともっとつまらないものにこころは動くだろうという予感。

 地震について覚えていることは、確かな記憶ではないが現場の判断で規則を破ることで多くの命が救われたというようなことがあったと思う。そういう判断ができるのはたいしたものだなと思った。他にもあるのだけど、今は書くのが少し戸惑われる。

 ただなんとなく生きている私が漠然と感じることは世の中は良くも悪くもなりもせず、時代は流れていっているという感覚。こう思えるのはかなり幸せなことなのではないのかと。私は人生の半分くらいはとても幸せなときを過ごせたと思える。そしてそのことがなんだか少しさびしくもある。