忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

いまさら

 「自分探し」という言葉が流行ったとき、いや実際はやっていたのかも知らないが、ともかく冷やかな目でそれをみていたし、今もやはりそういうものにさして関心もない。

 そんな私がなぜこんな日記もどきの中で自分が好きな作品のどこに興味を持ったのかなど書いているのか。書こうとおもったのか。それはちょっとした心の慰めみたいなもので、本来非常に狭量な私はたいていの物事には関心が持てず、つまらないと即断してしまう。そんな目で世の中をながめているとつまらないことだらけで、心が不健康になり、少々つらくなってきた。なので、できるだけ愉快な気分になりたいと思い、自分が面白いと感じるもの、大切と感じるもの、そういうものについてだけ書いてみようとおもったのだ。

 もしかしたら、つまらないと感じるものを突き詰めていったら、それはそれでよかったのかもしれないけれど、それはもう少し心に余裕ができてからでもよいかもしれない。

 これだけは書こうと思っているものは『灰羽連盟』と小林秀雄の『本居宣長』。そして、それはいつになるのか、わからない・・・