忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

このネタがくるのか…

 『Sonny Boy』について

 外れた予想

 流れない時間に対する批評性はないと思っていたが、あった。この点については、ぼくの視聴が雑だったというか、読解が浅かった。ちゃんと確認してみないとはっきりとは言えないが、瑞穂の能力は時間に関するもの、もっとつっこんで言うと時間を止める能力?

 その仮定のまま話をすすめていいのか、疑問ではあるが、気にせずいってしまうと、その時間を止める能力とは何であるのか?だれかの、なにかの死を見るのが嫌というのはわかるが、それは結局のところなにを意味するのか。

 この楽しい時間がずっと続くといいなという見果てぬ夢か?であるなら、中年のノスタルジー、学園祭前日を繰り返す『ビューティフルドリーマー』に重なる。

 たぶん、ちがうよね。

 

 あたってしまった予想

 こころを読む能力がでてくると嫌だなと思っていたら、でてきた。

 定番だから予想がついたということでもあるが…

 作品へ疑問ではなく、もしそういう能力が実際にあったら、その能力者は頭がおかしくなるよね?と思う。聞きたくなくても、聞こえてきてしまうとか、過度な感情移入とか、想像しただけでゲップが出てくる。ふと思ったが、人が寝ているとき、その能力者はその寝ているひとのこころの声を聞けるのだろうか?

 で、本作への疑問。たしか、骨折(こころを読める能力者)が朝風の本心を分かっていなかったと言っていた。この点に関する疑問。

 ①骨折は勘違いをしているとすると、実際にはこころではない別の何かを読んでいたことなる。

 ②骨折は勘違いなどしておらず、こころを読んでいたとすると、その骨折にもわからない本心なるものがあることになる。あるいは、骨折にも誤読がおきることがあるということか。

 どっちなのか?

 いずれにしろ、さらに疑問がある。これは本作に限らず、そういう人間観に対してか。こころってそんなに大事なのだろうか。うまいことはいえないわけだが、そういうものを想定することでかえってややこしくなるくらいなら、こころではなく、行動を見ればいいのにとぼくは思ってしまう。(実際、日常ではそうやっていることが多い。で、あまり、困らない。)

 まあ、自己矛盾だな。そんなことを書きながら、ぼくは人の内面について書かれた小説が好きなのだし。

 なので、このネタがぶち込まれたとわかったとき、ちょっともやもや。それとこの問題を扱うなら、がっつり主題で見たいかもみたいな願望かも。

 最終話にそこは期待しよう。