忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

メモ

 島村のいう「可能性」

 安達との関係の持つ拘束力。

 人間関係としての側面と時間の側面、その両方があったかもしれない。

 ぼくが気づかなったというだけの話で、「時間」について語る小説でもあったのだな。でも、これはぼくにはよくわからん話でもある。時間のもつ規則性、未来に向けて流れ続ける、この問題がよくわからない。で、ある時点で人は勝手きままに過去を振り返ったりする。回顧する中で縦横無尽に時間をいったり、きたりもできるわけだが、そのいったり、きたりしている自覚が生まれるのも、時間の規則性が揺らがない確信があるからに他ならぬ。

 

 それで思い出した。

 『オッドタクシー』というアニメを見ていない。時間の操作が行われていたらしい。ミステリーなのだろうか。

 『ハルヒ』も『バッカーノ!』も時間がいったりきたりしていた。まあ、なんだろう。そういう映画が流行ったみたいな影響もあるのかも?よくわからんが、結末の種明かしにつなぐお手並みとして、そういう手法がでてきたのだろうか。

 『バッカーノ!』みたいな典型的な群像劇はその謎が最後に解き明かされる瞬間の気持ちよさのために物語内の時計の針をいじくるのは効果的だったと思う。(でも、ぼくの場合、本当のおもしろさはそこではなかった。ルッソとクラインが好き。見たのはだいぶ前の話なので、記憶は薄れている。)

 『ハルヒ』はよくわからん。わからんというのはお話をあまり覚えていない。オチは覚えている。ああ、そういえば、『Sonny boy』はちゃんと結末を描く感じなのはわかった。

 脱線した。ミステリーというもの自体が考えてみれば、その時間の規則性があるから成り立っているのか。まあ、当たり前だな。起きていない殺人事件を解決しようがない。

 特に結論はなし。

 

 2021アニメはいまのところ、『裏世界ピクニック』と『小林さんちのメイドラゴンS』と『ひぐらしのなく頃に卒』がおもしろい。