忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

メモ

 昨日の日記で居眠りしながら書いた箇所、話が重複していた気がするがもう面倒なので放っておこう。

 それよりも今、優先するべきは『やがて君になる 佐伯沙弥香について』第1巻のメモ

 視点の移動はなし、したがって、ひとりのこころの動きを追うことになる。

 小学生時、突発的な出来事

 中学生時、失恋

 このふたつを通じて自分が女性を好きな女性であることに気づく。こういう言い方が正しいかのかは分からないが、沙弥香は同性愛的指向に「なった」ということか。

 初恋の描写、その破れ方。

 七海との出会い。

 昨日考えた視点は早くも捨てなきゃいけないかも。

 『やがて君になる』アニメ視聴時にも感じた「後ろめたさ」の感覚。

 ぼくは以前はこのことについて何を書いたのか。見直してみるか。確か、書いた記憶がある。

 佐伯の場合、これはかなり明確に描写されている。恋愛、そのものへの後ろめたさみたいな?もう1回読み直すか。女性/女性の恋愛であることへのそれはない気がしたのだけれど、誤読かも?まあ、要確認。

 あと、とくにちゃんと理解したほうが良さそうなのは沙弥香の恋愛観かな。2巻以降はまだ未読なので、ここに変化があるのだろうか?恋人に好かれるように自分を偽る、それに対する後ろめたさ、1巻時点の佐伯の恋愛観をひと筆書きすれば、こんな感じだろうか。彼女の場合、それは偽りの本棚となってあらわれる。とてもその様子は痛々しい。そして、その偽りの本棚は柚木先輩(沙弥香の交際相手)のいうところの沙弥香の「優しさの形」の別名である、と解釈した。

 1巻時点での疑問。なぜ沙弥香だったのか?まあ、本編は七海と侑の話だったからか?それにしても沙弥香の内面…泣けるな…失恋にではなく、1巻時点の彼女の恋愛の在り方に。まあ、でもなんだ。これは聡明な彼女の言う通りで、恋愛の仕方とか、参考書とか買ってきて予習するわけでもなく、いきなりぶっつけ本番なわけだから、彼女が自分を偽るという仕方で始めてしまったのはしんどいだろう。うん、泣けるな。この場合は、性別を偽るというような話ではないので誤解なきよう。相手に好かれる人間になるというのが彼女には虚像にうつるということだ。うーん、難しいかも。自分を偽らない恋愛ってありうるのか?偽る部分はだれにでもあって、その自覚のある、なしに分かれ、自覚したものだけが後ろめたさに耐えることになる、そんな世の中はうまくできているのか、いないのか?

 つい最近も大きく予想を外したわけだが、軽率なので今後について予想しちゃおう。彼女の恋愛観は変わる、というのは半分冗談にしても、沙弥香の恋愛観についてはこれからも注目しながら読んでいこうと思える、そんな感じの第1巻だった。もっとも、読んで泣いているのはこっちだけで、彼女のほうはそれほどでもない。