忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

なぜ、この備忘録を書き始めたのか

 ひとつ前の記事はめずらしく自分にあてた文章ではなかった。唯一、このブログを見ている人がいるのかは知らないが、日本社会にいる人に向けて書いたものだ。そのことことに気づいて、なぜ備忘録を始めたのか、そのことを書いておこうと思った。もちろん、自分に向けてだが。

 そもそもの始まりとして、空疎な自分というのがスタートである。そう、なんにも中身なんてない自分というものがいるわけだ。そのことがとても悲しかった。政治に関心がない、社会に関心がないというのもそんな自分がなにか外に向けて主張したいことなんかあるわけないじゃないかという思いがある。

 それでも、そんな空疎な自分にも不思議と日々の生活の中で面白いことがあったりするのだ。なので、そんな自分はなにをそんなに面白がっているのかということを検討してみようと思ったのである。

 で、唐突ではあるわけだが、小林秀雄のいう「無私」に至れたりしないだろうか?と。自分のことについて自分に向けて書くことがなぜ「無私」につながるのかとひとさまは笑うかもしれない。実際、その通りなのかもしれないが、それでも自分はこのやり方でいってみようと思う。私小説家の猿真似にはならないようにはしたいけれど、このへんはもうよくわからん。

 それはそうと「無私」ってものになにか意味やら価値はあるのか?そんんあことは今のぼくにわかるわけはないじゃないか。なぜって今そこに至る道を歩いている途中なのだから。でも、たどり着いてみて、それほどいいもんじゃないよってことになっても一向に構わない。