忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

書こうと思っていて書いてこなかったこと その1

 財務省による公文書改竄問題について

 政治問題ではないと以前書いたのは、政治問題としてよりも社会問題としてのほうがより重要と考えたため。

 

 まず、値引きの違法性と改竄については会計検査院の判断に依っている。この判断に異論があるという人もおおいのだろうから、あれだけ問題になったのだろうけれど、自分にはよくわからなかった。

 加えて、為政者の責任問題。これはあるだろう。財務大臣は辞任。内閣は総辞職すればいいと思ったが、事実として、そうならなかったし、日本社会はこの決着に不満を持ちながらも納得したのではないのか?特に若い人はこの問題で政治家が責任を取らないことに違和感ないと聞いた。なるほど、自分はそれほど歳を食っているわけではないが、「老害」の域に片足をつっこんでいるのだなと自覚した、という次第。

  以上のことについてはほぼ受け売りだけれど、受け売りを告白した理由は、自分で考えたわけではないということで、自分に逃げ道を作っておこうという意図があるわけではない。そのことは断っておいたほうがフェアであると思ったに過ぎない。なにに対してフェアなのか。それは自分の中でははっきりしてるが、ここでは言わない。

 

 では、何が社会問題なのかと言えば、2点ある。

 一つ目はパワハラ問題。財務省の体質なのか、佐川氏の個人的な資質なのか。このことが調査で明らかになっていないのであれば、そこは再調査の必要があるように思う。

 もうひとつは、この種の自殺について。身の潔白を証明するためという側面がある場合、社会はそのことをどう受け止めるのかという点。非常に言いにくいことではあるのだけれど、こうしたものを社会が身の潔白の証として是認するうちは、この種の自殺がなくなることはないのではないか。ぼくの中では身の潔白を証明することと自分の命をバランスしない。身の潔白のために死を選ぶなんておかしいじゃないかという思い。こうしたことを書くと、それを実行した人に対する非難も含まれると思われるかもしれないが、事実、そういうものも自ずと含まれることになるだろう。しかし、それでも、社会が変われば、この種の自殺をなくすことはできるのでは、そういう希望をもっているのだ。