忘れないうちに書いておこう

タイトル通りの内容。

『のんのんびより』(アニメ)

 このアニメを見て思ったこと。幼き頃の情感について。

 宇多田ヒカルをすごいなと思ったのは、かなり前のことだがテレビを見ていて迷子になったとき、2度と両親には会えないと不安に思ったというような話をしていた。大人になっても方向音痴なうえに気の向くままに散歩をするわたしは道によく迷うが、こういう気持ちを幼いころに抱いたか、どうか。覚えていない。

 柳田国男の話。幼い時、光る石だったか?に目を奪われ魅入っているとき、母に声を掛けられ我に返るという話。あの時、母の声がなければ「あちら」いってしまったと振り返っていたと思う。こういう記憶は自分にもあるような気がする。私はそもそも目が悪いので必要以上に凝視することが多かっただけかもしれない。当時はメガネをかけていなかったので。私の目が悪いことに気づいたのは、親ではなく小学校の先生だったというのを今なぜか思い出した。

 松任谷由実の歌。大人になったらいなくなる神様。これは本当にそうだなと思う。帰ってきてほしいともそれほど思わないけれど。

 このアニメには、こういう感じがつまっているのではないかと思った。